190の食物を分析

このパネルにはアメリカ、アジア、地中海の食事で一般 的な幅広い食品が含まれ、また検体要件を1mLの血 清または乾燥血液スポット最低 3サークルと少ない血液量でも検査を可能です。

感度と特異性の向上

IgGフードMAP検査は、ELISA検査よりも高い精度で陽性および陰性の検体を検出します

※乾燥血液サンプル 実際のものとは若干異なります。

遅延型食事アレルギー(IgGフードアレルギー)検査のメリット
  1. 食品への反応が、身体的または精神的症状に影響しているかどうかを判断するのに役立ちます。
  2. 反応性の高い食品の除去は、多くの場合、患者の症状を軽減する、非侵襲的な食事療法であります。
  3. IgG検査で高く反応した食物アレルギーは、多くの慢性疾患の主要な要因となっていることがあります。
  4. 食事のローテーションと除去食は、免疫系のストレス、下腸の炎症を減らし、食物渇望を解決し、摂食障害の可能性を減らすことができます。

<新検査のメリット>

・拡大した 192 項目(カンジダ・アルビカンス、酵母菌含む)により、グルテンフリーカゼインフリーなどの代替食品を含む、より食事の多様性に見合った検査の提供が可能。

  • 検査報告までの期間を 1 週間に半減。
  • 検査結果に基づいた 4 日間のローテーション食のご案内を追加。
  • 以前より少ない血液量での検査が可能

<概要>

  • IgGフード MAPは、食品由来の抗原を使用して、190の食品それぞれに対するIgG免疫反応性を評価します。

検査結果は、これらの特定の食品タンパク質に対するIgG抗体のレベルを示しています。

結果はグラフ上に反応性の尺度に関連して低、中、または高として表示されます。

  • IgGフード MAPの結果を使用した、除去食または除外食の食事表の作成
  • カンジダ(酵母属)に対する高レベルのIgG抗体

カンジダに対するIgG抗体(血清およびDBS)のマーカーが本検査には含まれています。カンジダに対するIgG抗体の存在は、腸の異常増殖の現在または過去の感染が原因である可能性があります。

カンジダ マーカーの上昇は、免疫系がカンジダと相互作用したことを示します。抗生物質、経口避妊薬、化学療法、または抗炎症ステロイドの使用は、真菌の異常増殖および腸内フ ローラのバランスを崩す可能性を高めてしまいます。

カンジダとは 体内で問題を起こすカンジダは、カンジダ・アルビカンスの良性酵母が菌体に変異し、毒素集積を作り出す時に引き起こされます。カンジダは、腸管壁の一部を乗っ取り多数の症状を引き起こします。カンジダは腸粘膜の中で異常繁殖し、胃腸の内側に微細な穴をあけたり、腸管壁浸漏症候群(LGS)など、様々な症状をもたらします。カンジダ・アルビカンス内のたんぱく質が血液内に収入すると炎症性免疫システムがその症状を引き起こす引き金となるのです。自閉症、多発性硬化症、鬱、慢性疲労、繊維筋痛、片頭痛、過敏性腸症候群など、広範囲の疾患がカンジダの異常繁殖と関連しています。抗生物質の使用や、経口避妊薬化学療法剤抗炎症ステロイドの使用、そして糖質の多い食事がカンジダに対する感受性を高めます。

検査結果を基にした、4日間のローテーション食事表

1.IgGレベルの上昇を示した食品(中程度または高いカテゴリーのもの)は、食事のローテーションから除外されています。

2.低いカテゴリーにある食品は、ローテーションに含まれます。

食物アレルギーとは?
食物に対する感受性は、大きく2つのカテゴリーに分類されます。
①即時型アレルギー(IgE)
即時型タイプはアレルギー源に接触後、ごく短時間に反応します。蕁麻疹、胃痛、腰痛、喘息、心拍の亢進突発性、下痢ひどくなると喉の晴れから呼吸困難を起こしアナフィラキシーショックなどの命に関わる状態になることもあります。これらの症状は即時型食物アレルギーが考えられます。このアレルギーは即時性のため原因が比較的特定しやすく、反応した食品は完全に避けることが望ましいです。
②遅延型アレルギー(IgG)
アレルギー反応が出るまで数時間から数日かかるため原因を認識するのが難しい場合があります。原因が特定しずらく慢性疲労や頭痛、肥満、湿疹などの皮膚トラブル、消化不良などの様々な慢性症状の原因になっている場合があります。IgG抗体は最も一般的な免疫を介した食物応答反応です。食物に対する感受性は例えばストレス・カビ・・農薬・抗生物質と環境汚染物質などの多くの要因によって引き起こされる場合があります。 しかしIgG抗体検査を受けて様々な食品に反応があったからといってすべての食品の除去食を行えばいいのか。というとそういうわけではありません。IgGアレルギーは治らない病気というわけではありません。消化吸収を整える対策を行いましょう。IgGアレルギーの場合、単に反応した食品を除去すればいいということではありませんが、場合によってはある一定期間除去することが望ましい場合もあります。

遅延型食事アレルギー(IgGフードアレルギー)サンプル

☆検体採取前に一定期間特定の食品を排除することは、その食品に対する抗体(アレルギー)が検査で検出されにくくなる点にご注意ください。

なぜIgGアレルギーになるのでしょうか?

食物から摂ったタンパク質は、胃の中で胃酸や消化酵素によってアミノ酸まで分解されて小腸から吸収されます。消化酵素の量や働きが十分でない場合十分に分解されません。さらに腸粘膜が荒れている場合(リーキーガット症候群)や乳幼児のように腸粘膜が未発達な場合、分解が不十分なまま通常では吸収できない大きさのものが吸収されてしまい、身体はこれを異物と判断して免疫反応が起こりやすくなります。これがIgGアレルギーの原因になります。

→消化吸収過程が正常に機能しているとすればいわゆる食物アレルギーは発生しません。

リーキーガット症候群(LGS 腸管壁浸漏症候群)ってなに?

リーキーガット症候群(LGS)いわゆる腸漏れは腸管壁における過度の浸透状態を表します。わかりやすく言えば腸管壁に大きな穴が開いて、バクテリア・毒素・食物などが漏れ出す症状です。腸粘膜は生きていくための栄養素とエネルギー源の入り口です。

☆胃腸の状態を確認してみよう!☆

□便秘になることがある
□下痢をすることがいくある
□便やおならの臭いが臭い
□膨満感がある
□よくおならがでる
□胃もたれや胃が重い感じがする
□排便するのに時間がかかる
□痔がある
□便の形状が悪い
□逆流性食道炎と診断されたことがある
□胃酸抑制剤を服用している
□お酒をよく飲む
□糖質への欲求が強い

上記に一つでも当てはまっていれば胃腸の状態が悪くリーキーガット症候群のリスクが高いと判断していいでしょう。