ほとんどの哺乳類はグルコースからビタミンCを合成することが出来ますが、人間をはじめとする霊長類とモルモットはビタミンCの合成が出来ません。これはビタミンC生合成過程の最終段階で働く酵素、L-グロノラクトンオキシターゼを欠くことによります。

ビタミンンCの作用

    1. 抗酸化作用
    2. 抗菌・抗ウイルス作用
    3. 解毒作用
    4. コラーゲンの生成促進作用
    5. 抗がん作用
    6. 糖・脂質代謝の調整作用
    7. 抗うつ作用
    8. 傷ついたDNAの修復作用(抗放射能)

etc

ビタミンCが多く含まれる臓器とは?
ビタミンCは特定の臓器に集まりやすい傾向性があります。 栄養素があつまってきている臓器=その栄養素を消費する臓器=その栄養素がないとうまく働かない臓器   と言えるのではないでしょうか。 レモン1個をビタミンC20mg含むと換算した場合、血液中の濃度を1とすると、脳のビタミンC濃度は20倍。白血球は80倍。副腎は150倍の濃度のビタミンC濃度が含まれています。
ビタミンC点滴が受けられない方
    • ビタミンCに対するアレルギー、過敏症のある方
    • G6PD欠損症(溶血を起こす)→G6PD検査はビタミンC点滴を受ける前に必ず検査します。他院ですでに検査をした方はその結果をお持ちください。
    • 鉄過剰症(ビタミンCは鉄の吸収を促進するため)
    • 腎不全
    • 脱水状態(利尿効果があるため)
    • コントロール不良の糖尿病(脱水を助長するため)

※糖尿病患者の方はデキスターチェックが最大で24時間程度影響を及ぼすことがあります。

  • 高度の心不全(点滴ボリューム負荷により悪化が懸念される場合)
  • 腎結石症(実際に極めて起きにくい副作用です。)

など ※ほかの疾患をお持ちのかたは初診時に十分なカウンセリングをしたうえビタミンC点滴を行うかどうかを決めさせていただきます。

■当院での高濃度ビタミンC点滴療法の流れ⇒

■受診予約(高濃度ビタミンC点滴)⇒