基準値って正常値?

今日は血液検査の基準値について書いてみたいと思います。

 

年に1回の健康診断やまた具合が悪い時に病院に行って血液検査を受けたことは皆さん一度はあると思います。血液検査の結果でこの基準値に入っていれば病院の先生もまた患者さんも「正常だ」「問題なし」とほとんどの人が考えています。
それは本当でしょうか?そもそも基準値はどのように決めているか知っていますか?

 

基準値は、標本集団の検査値データの95パーセントが占める範囲を表したものであくまでも参考値です。またこの基準値はどこにも不調がなく健康であろうという人達を集めて標本集団としたものや、検査項目によっては専門家集団が合意した値から求められています。
この標本集団は検査機関が個々に設定し集団の人数もまちまちです。

 

例えば貯蔵鉄をあらわすフェリチンの基準値は検査会社によって以下のようにまちまちです。

  • A社 M18.6~261  F4~64.2
  • B社 M21~282  F5~157
  • C社 M39.4~340  F3.6~114
  • D社 M15~220  F10~80

 

これはこの検査会社の健康と思われる社員からの採血により割り出された基準値です。特に女性の基準値は大きく開きがありますが、これはこの標準母集団にすでに貧血の女性が含まれていることを表しています。A社やD社は有経女性が社員に多くB社とC社は閉経した年配の社員が多かったのではないかと推測することができます。
このように基準値のなかに入ってるからといって健康というものではないということをお解りいただけたでしょうか。

 

逆に総コレステロールの基準値は日本動脈硬化学会などが治療目標値というものを決めていて一律219㎎/dl以下に設定されていますが実は死亡率が低く病気になりにくいのは220~259㎎/dlです。総コレステロールが160㎎/dl以下では300㎎/dl以上とおなじように死亡率、有病率は高くなります。
しかし血液検査の基準値だけを参考にしてしまうと例えば総コレステロールが250㎎/dlの人は!マークがついてコレステロールが高いと認識してしまいます。場合によっては飲む必要のないコレステロールをさげる薬を服用してしまう。ということにもなりかねません。

 

私も様々な不定愁訴があり病院をかかっていたころ何度血液検査をしても、どこの病院でも異常なしと言われていました。
しかし分子整合栄養医学に基づく血液検査の解析では様々な栄養素が不足していてそれが不定愁訴の原因であることがわかりました。一般の病院では異常なしと言われていても何か自覚症状がある人や、また何も症状はない人でも一度分子整合栄養医学に基づく血液解析を受けることによって病気を早期発見、または将来なるかもしれない病気を予防することもできるのです。