新型栄養失調とは
今日は2冊本をご紹介したいと思います。
「食事でかかる新型栄養失調」 小若順一・国光美佳「食べなきゃ危険」 小若順一・国光美佳
コンビニのお弁当や冷凍食品・レトルト食品・ファミレスや外食先での食品・カップ麺・お菓子などのジャンクフードなどを徹底的に栄養解析しています。
現代人はカロリーは足りているのにミネラル・ビタミンなどが軒並み不足している人が多いと考えられます。またこれらが原因で心身に何らかの症状がでている可能性が高くても現代の病院の多くは新型栄養失調のことは全くの想定外で飲む必要のないくすりを投薬されてる方や原因不明とされてる方も多いのではないでしょうか?
そもそも分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)とは身体のアンバランス・代謝を改善することにより、脳と身体に可能な限り最適な生化学的環境を与える治療法のことです。
それには最適な食事・生活習慣栄養補給(ビタミン・ミネラル・アミノ酸・酸素・必須脂肪酸)することによって実現されます。
またこれらの栄養素はとても個人差が大きく従来の栄養学のように一律の基準値を全員に当てはめることはできません。そこで血液検査の解析や毛髪ミネラル検査の結果をもとにその人に合った栄養素を補うことが重要なのです。
この本を読むと実に多くの食品添加物や加工品が身の回りに溢れ、もはやそれを避けていては食べるものがないじゃないか。と感じてしまいます。
昔と違って天然のものや無添加のものを口にするのがとても難しい時代になってしまったのです。
だからこそ必要な栄養素を補給しなければならないと思います。
この本の中でも普段の食事に何をプラスしたら足りない栄養が補えるのかというところまで、書かれているのでとても参考になると思います。
私も分子整合栄養医学は奥が深く勉強すればするほどビタミン・ミネラルの必要性を感じています。
この本の中では微量ミネラルを補うのに煮干しやとびうおなどからとったダシなどを紹介しています。またミネラルを補給しただけで自閉症や発達障害の子供たちが改善したという実例も多くのっています。
今日はこの本に書かれていた食品添加物のひとつをご紹介したいと思います。
「リン酸塩」
この添加物は驚くほど多く使われています。これは表示がない場合でも入ってることがあり、もはや消費者はほぼ避けられない状態です。
ハム・ソーセージ・加工調理してる魚・すり身などのかまぼこ・はんぺん・缶詰・和菓子・冷凍食品などなど。
リン酸塩をとるとどうなるか??
胃の中で胃酸によって吸収されやすい状態になったミネラルがリン酸と結合してしまい腸で吸収されるはずだったミネラルが吸収されないまま体外にでていってしまいます。
「純水」
これはミネラルが抜き取られた水からつくられた飲料水です。店頭にいけば表示をみてもらえれば純水使用というものがあります。
やはりこのようなものよりは天然水やミネラルウォーターなどがおすすめです。水くらいと思う方もいらっしゃると思いますが、ヨーロッパなどに比べ日本の地質にはミネラルが少ないため、なるべく意識して摂取するのがいいと思います。
ぜひ驚くべき食品の裏側を知るのに一読する価値あります。