ミラクルビタミン 快適長寿のために

今日は鶴 純明先生の講演会が厚木であるので札幌からはるばる厚木までやってきました。

 

今日の演目は「ミラクルビタミン 快適長寿のために」というものでした。

 

私も常日頃からビタミンB群の必要量の多さは身を持って体験していますが、改めてビタミンBをちゃんとB群としてとることの、大切さを再確認してきました。
B群の中でもナイアシン、ビオチン、パントテン酸は一応体の中でも作れることになっているとはいえ、やはり全然必要量をまかなえるものではなく、至適量をB群として摂取しなければなかなか効果は感じにくいのです。

 

そしてやはりB群を多く含む食材は豚肉です。最近は玄米食が見直され一部の方々はあえて玄米食を、食べてる方も多いと思われますがB1で考えると胚芽米ご飯一膳110gに0.09mgはいっています。それに対し豚肉100gに0.85mgはいっています。

 

ということは何もビタミンB1の補給という意味ではせっせと玄米を、食べるということはとても効率が悪いことになります。

 

やはり他のB群においても動物性の方が含有量、吸収率などはいいので動物性食品の摂取というのがとても大切になってきます。

 

またにんにく、ネギと炒めるとさらにアリシンの作用もあり吸収率がよくなるので豚肉を炒めるときにプラスするのが効果的とのことでした。

 

現代の日本人はほぼ全部の年代が慢性ビタミンB群不足におちいっています。
お酒や甘いもの好きな人、ストレスがあるとさらに不足しているでしょう。

 

最初は自覚症状がなくてもいずれなにがしかの症状が現れてきます。
40代の男性では自殺率が増えたり、40代女性では更年期障害が強くでたり、また70歳以上では認知症の罹患率も高くなるという報告もあるそうです。

 

一見まさか栄養不足が、と思うかもしれませんが私達の体のエネルギーの源は紛れもなく栄養であり、それが欠乏するとなんらかの症状がでるというのは当たり前のことなのです。

 

また最近では産婦人科でもさかんに言われるようになりましたが妊婦さんにとって葉酸は健康な赤ちゃんを産むためには絶対に欠かせない栄養素です。それも胎児のごく初期受精後7~8週間にとても重要な臓器が作られるのに必要なため、妊娠に、気づいてから摂取するのではなく、妊娠したい人や、可能性がある女性の方は本当に積極的に摂取してください。

 

日本は寿命も世界一長いですが、また寝たきり老人や要介護者が多いのも日本であります。快適長寿のためにはやはり日頃から自分の体を自主管理するという気持ちが一番大切なことなのです。