オナラやゲップが多い本当の理由1

 

今日は消化のお話です。いろんな不快な胃腸症状があると思いますが、注目すべきは「ガス」とにかく「ガス」が多い。こんな症状でお困りの方は意外と多いはずです。

便秘や下痢、腹痛などはなんとなく人に言いやすくても、「オナラが多いんです」「ゲップが多いんです」という症状は特に女性だったらなんとなく恥ずかしくて言えない人も多いのではないでしょうか?

また腸内環境改善にいいとされてる乳酸菌・食物繊維・発酵食品これらを取り入れても良くなるどころか、かえって症状が悪化してしまう人も実はいるのです。このような症状、特にガスが多いという症状で悩む方は実は「小腸内細菌増殖症(SIBO)」かもしれません。
SIBO(シーボ)はSmall Intestinal Bacterial Overgrowthの頭文字をとってSIBO と言われています。

このSIBO一体どのようなことが腸内で起きているのでしょうか?

本来大腸にあるべきバクテリアが小腸の中に入り込み、小腸に停滞していることによって起きます。「善玉菌」「悪玉菌」問わず小腸で過剰にバクテリアが繁殖してしまった場合、様々な不調を引き起こす可能性があります。本来小腸は栄養を吸収する場であり、小腸の粘膜には「絨毛」と呼ばれるヒダヒダの粘膜組織があります。このヒダヒダ、イメージとしてはタオルの起毛を思い浮かべてください。タオル地の生地がヒダヒダしていることによって、効率よく水分を吸収しますが、腸粘膜も同様に栄養吸収効率があがります。ヒダヒダにすることによって、食べ物と接する表面積を広くし吸収効率を上げています。

よくテレビで言われる腸内フローラは基本的に大腸の話が多いと思います。健康的な小腸には大腸に比べて腸内細菌の数が少ないのです。

小腸には胃から食べ物が流れて、十二指腸→空腸→回腸と続きます。特に十二指腸では胃酸の影響を受け、無菌に近い状態。その後空腸→回腸と進むにつれ、腸内細菌の数が増えていきます。そして大腸では爆発的に腸内細菌が増えます。SIBOの方は小腸で爆発的に腸内細菌が増えてしまうのです。その結果、小腸に流れ込んだ食物を餌にして小腸で発酵し大量のガスが発生します。このガスが行き場をなくし、膨満感や妊婦のようにお腹を膨らませる原因になるのです。ガスによって伸び縮みした腸粘膜では、先ほどのヒダヒダの粘膜が痛めつけられて、栄養の吸収効率がわるくなったり、腸漏れ(リーキーガット)と言われる腸の炎症につながります。

当院に来院される患者さんも、胃腸の調子を尋ねるとかなりの高確率で、胃腸に不調を持っている方が多いです。特に下記に挙げる症状は今回のテーマ「SIBO」の人によく見られる症状ですのでチェックしてみてください。

SIBOチェックリスト

□お腹がが張る

□ガス(おなら・げっぷ)が多い。

□膨満感

□空腹感がない

□過敏性腸症候群と診断されたことがある

□胃炎や逆流性食道炎と診断されたことがある

□便秘や下痢がある。または便秘と下痢を繰り返す

□腹痛がある

□食後に妊婦さんのようにお腹が張る

□乳酸菌・食物繊維・発酵食品などをとるとかえって症状が悪化する、効果がない

などこのような症状はありませんか?これらに当てはまる方はSIBOの疑いがあります。

ではなぜこのようなことがおきてしまうのでしょうか?

SIBOが起きうる原因

□小腸の消化管運動の低下

□抗生物質の乱用

□ストレス(自律神経の乱れ)

□糖や小麦・アルコールなどの過剰摂取

□胃酸不足や胃酸抑制剤の服用

□炭水化物の消化不良・過剰摂取

□急性胃腸炎の感染後

□胆のう摘出や胆汁の分泌不足

□大腸の回盲弁の障害

□免疫力の低下

□老化 など

次回はこのSIBOの改善策また派生して起きる不調についても詳しく書きたいと思います。

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