ドクターまきこの健康アン・ドゥー・トゥロワー5月11日放送

初回はあんどう口腔クリニックの紹介をいたしました。

:どのようなクリニック?

歯科医として勤務後、現在は歯の治療というよりも「口腔全般」と「オーソモレキュラー」という「栄養療法」に取り組んでいます。
イメージが湧きにくいとは思いますが、まず「口腔」については消化器の一部と考えております。口腔粘膜は細胞の入れ替わりが激しくて、全身の栄養状態を表しやすい場所です。ですから、ストレスや疲れがたまると口内炎ができたりします。腔はその炎症などの不調の水面下にある全身の細胞状態を推測しやすい場所でして、大学病院の口腔外科にいたときは、舌が痛い舌痛症の方や、味覚障害、口内炎が繰り返されたり、口腔乾燥などの口全般のトラブルを抱えている人が大勢いました。
こういった症状は、単にうがいや薬を飲んだからと言って治る症状ではなくて、免疫力やストレスからくる自律神経の乱れ、栄養不足が絡んでいます例えば、砂糖を多くとる方は炎症が掻き立てられ、病態が悪化したりします。今は口腔と全身との関連性が広く知られるようになって来ましたが、当クリニックでは栄養・食事・生活習慣の側面から口腔を初め、全身の健康へのサポートをしていきます。

ℚ:「オーソモレキュラー栄養療法」とは?

口に出てくる不調は栄養不足が大きな影響を与えているということで栄養が大切になるわけですが、簡単に言うと「分子栄養学」というのは、細胞レベルの栄養の過不足を整え症状を改善させる療法です。※詳しくは「3分で理解するオーソモレキュラー療法」をお読みください。
私自身、以前は原因不明の体調不良に悩まされまして、様々な病院にかかったのですが、どこの病院でも「異常なし」という診断を伝えられました。
でも私自身は「疲労情緒不安不眠咽頭炎」など心身ともに体調不良に悩まされていました。その後運命的に「分子栄養学」に出会いまして、体調もが改善し自分でもこの療法を広めたいと思いまして今に至ります。

ℚ:では、栄養が足りなくなるとどんな症状が出る?

一言では言えませんが、意外と精神状態にまず表れることが多いです。
精神病とまではいかなくても、怒りっぽいとか、イライラしている、落ち込みやすい、涙もろい、人から言われた言葉に傷つきやすい等です。
これは、正確と思っていることと栄養素のアンバランスで起きていることもあります。また、意外なところでは悪夢を見るなんてこともあるんですよ。

ℚ:「花粉症で悩んでいる。少しでも症状を軽くしたい。」がどうしたらいですか?

これは「コラーゲン生成」にかかわってくるのですが、コラーゲンを生成するには、タンパク質ビタミンCが必要になってきます。
この栄養素が不足すれば、コラーゲンの生成が上手くいきません。
それで鼻の粘膜もコラーゲンなので、先ほどの栄養が足りなくなると粘膜バリアが弱くなり粘膜が脆弱になり、花粉などに反応しやすくなります。
実は、鉄欠乏の貧血の方はかなりの確率で、花粉症や鼻炎の方が多いです。まずは貧血の改善ですね。鉄欠乏性貧血についての症状・改善方法は詳しく来月お話します。また腸内環境を整えることも大事です。腸は免疫を司っています。またビタミンDも免疫を整える必要がありますので、これからの時期は積極的に陽に当たるのもいいですね。食べ物では干しシイタケやお魚がお勧めです。シイタケも陽にあてるとビタミンDが合成され栄養価が高くなります。

身体が変わるには3か月を見ていただく必要はありますが、今からでも遅くはないです。そして来年の花粉症の時期には花粉症のことすら忘れている可能性があります。私も以前は鼻炎や花粉症があったのですが、今は全くなくなりました。今年何とかしたいという方は、やはり高濃度でサプリメントを摂るのが効果的ですが,サプリメント摂取などに関しては専門医に相談してほしいですね。

自己流はリスクがある場合があります。

 

 

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