夏休みの宿題をみるお母さんがイライラしないために知っておきたい3つのこと

間もなく夏休みも終わり間近になってきました。札幌は本州よりも夏休みは短く、大体の学校では今週始業式だと思います。私も子育てをする1人の母として子供の勉強に全くノータッチというわけにはいかず、特に男の子は自発的に先に宿題を終わらせてしまうという発想はあまりなさそうです。私自身の子供の頃の勉強の取り組みとあまりにも違う我が子をみていると、面白くもあり、修行でもあります。(笑)

 

分子栄養学を勉強してメチレーション 回路のことを勉強したおかげでだいぶ子供のことを興味深く、また冷静に観察できるようにもなってきたと思います。私は典型的低メチレーション タイプですが、子供は高メチレーション タイプです。子育てで気づくメチレーション タイプについてはまた近々、別の機会にブログに書いてみたい面白いネタだと思います。

 

今日は「夏休みの宿題をみるお母さんがイライラしないために知っておきたい3つのこと」という内容です。

 

勉強を勝手にやってくれるという年齢になればいいのですが、やはり小学生のうちはそうもいかないことが多いと思います。子供側にとっても、親側にとってもとにかく穏やかにいい環境で。というのが将来子供が勉強嫌いにならず、また両親から心無い言葉を浴びせられることもなく、勉強が好きになって自発的に取り組んでくれるというのが理想だと思います。

今日は分子栄養学的観点からなるべく穏やかな環境でお互い心地よく宿題に取り組めるポイントを書いてみました。

 

1 夏休みの宿題はなるべく午前中に終わらせるべし

 

勉強に取り組む時間は家庭によって様々だと思いますが、お互いストレスなく取り組める時間帯だと思います。人間のコルチゾール分泌の観点から活動時間として午前中が適しています。正常なコルチゾール分泌は下の図を参照ください。(赤いグラフ)コルチゾールについて詳しくはこちらをご覧ください

 

しかし副腎疲労や鉄欠乏性貧血などがあると朝起きるのが辛くなり、健康な人とは逆に午前中の活動がしんどくなります。お子さんやお母さん自身がすでに朝が弱いというのであれば、副腎疲労や鉄欠乏性貧血がないかまず疑うべきです。(コルチゾール分泌不足 黄色いグラフ)このような方は、まず勉強、宿題の前に日常生活を無理なく生活できるために、午前中はぐっすり寝て体を休ませることが最初にやるべきことです。かえって勉強の無理強いは副腎疲労を悪化させ、ストレスを感じ始業式に学校に登校できなくなります。

 

ある程度健康な子供たちで、規則正しく夏休み中もそこそこの時間に起きられているのであれば、朝食後、宿題に取り組むのがいいと思います。

 

2 食事は糖質に偏っていないか?

 

1番で午前中取り組むのがオススメという話を書きましたが、午前中でも午後でも夜でも食事の後の勉強はどんな食事を食べたかによってその後の集中力や眠気、グダグダするなどかなり影響をうけます。なぜなら食べたものによって血糖値の乱高下がこどもの勉強に取り組む姿勢やお母さんのイライラモード、怒りの閾値の低さにとても関わっています。こども側も母親側も血糖値が安定している状態が一番望ましい勉強へ取り組む時間帯です。

 

よくあるケースですが、子供には食事をしっかり食べさせてはいるけど、お母さんは朝の残り物のご飯をつまむ程度だったり、菓子パンを食べただけで済ませてしまっているお母さんに宿題をみてもらうのは大変危険です。

血糖値の乱高下について下記の図をご覧ください。

血糖値については今までのブログでも何度も取り上げてきましたが、糖質が一番血糖値の急上昇、急下降を招きます。宿題の前にはパスタ、うどん、丼モノ、ラーメン、パンといった食事はすぐに血糖値の急下降を招き、子供は集中力がなく、眠気が襲い、グダグダ。お母さんはイライラキレやすい状態になってしまいます。

 

しっかりと消化に時間のかかるタンパク質を含む食事をとりましょう。

 

3 空腹時間の宿題は避けるべし

 

2で食事の内容について書きましたが、逆に食事を何もとらずに宿題にとりかかったり、夕方お昼から夜までの空腹時間が長く低血糖状態のときも大変危険な状態です。空腹時間帯は体ではなるべく低血糖をおこさにように副腎から血糖値を上昇させる生命維持に必要なホルモンが分泌されます。このホルモン、アドレナリンは「戦う」か「逃げる」かといったホルモンで攻撃性が高まるホルモンです。適度にこの前段階のノルアドレナリンが分泌されている状態は集中力を高める作用がありますが、これが過剰にできてしまうと攻撃性が出ることがあります。

 

また無意識にお母さんはコーヒーや紅茶などなどのカフェイン飲料を摂取しているとより交感神経過緊張になってしまい、攻撃性が高まりついつい子供に心無い言葉を投げつけるような行動をしかねませんカフェイン飲料についての詳しくはこちらをご覧ください。

子供の方もいまいち集中力がなくくだらないケアレスミスをしてしまうかもしれません。

私自身の経験からですとやはり夕方の時間の宿題タイムはかなりお互いにストレスを感じます。学校が始まるとどうしても午前中に勉強というわけにはいかないので、お子さんもお母さんも補食をとって安定した血糖値で勉強に取り組むのが向いています。

 

なにか補食を作るには大変という方はスープやお味噌汁、またサプリメントでいえばアミノ酸や場合によってはプロテインを取れる方はとるといいと思います。プロテインに関してはやはり胃腸機能の状態がいい人という限定です。

 

またこれらのことを試してもやはり女性は月経前後は銅過剰になりやすくどの女性も経験があると思いますが、イライラなど体の不調がでますので、こういう時期は素直に子供の勉強から離れましょう。また常にイライラの方はミネラルのアンバランスの疑いがあります。こちらに関しては、オススメ書籍、新型栄養失調の本をご覧ください。

もちろん個人差や副腎の状態、ベースの健康状態にも左右されますが始業式直前の今、少しでも子供も母親もストレスフリーで乗り切りたいですね。

 

 

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