嬉しいお知らせ 乳児湿疹改善症例
先日患者様よりうれしいお便りがとどきました。
生後まもなくして皮膚のトラブルが出はじめた赤ちゃんのケースです。お母様は皮膚科や小児科を赤ちゃんを連れ受診されていましたが、ステロイドや保湿剤などの処方では一向に改善されることがなかったとおっしゃています。病院で赤ちゃんのアレルギー検査をしたところ卵に少し陽性反応がでたため、お母さんが卵の摂取を控えるなどして様子を見ていました。
この場合やはり皮膚科や小児科ではなかなか改善しない乳児湿疹を安易にアトピー性皮膚炎と診断しステロイドを漫然と処方されてるかたも多いのではないでしょうか?
しかし特に1歳以前の赤ちゃんに安易にステロイドを塗布することは大変危険で副腎の発達に障害を起こしてしまう場合があります。その場合大きくなってからも自前のステロイドホルモンがつくれずに漫然とステロイドを塗布しなければならないという悪循環を生みだしてしまいます。
ただ親心としては痒そうに夜も眠れずにかきむしる我が子を見るのもいたたまれずにやはり最後はステロイドをしょうがなく塗ってしまうということにもなってしまいます。
体の材料不足つまり栄養不足で皮膚をしっかり作る材料がないのに、ステロイドをやめてしまってもやはり予後はよくありません。
ここで重要なことは赤ちゃんが皮膚を作るのに必要な栄養素を足してあげることなのです。特に母乳育児を行ってる場合はお母さんに必要な栄養素と生活習慣・食習慣の改善をおこなっていただきます。
なにせ母乳はお母さんの血液からできています。
この症例もやはりお母さんにのみ栄養指導を行いました。
まずは栄養を吸収するための胃腸を整え栄養を吸収されやすくするために腸内環境を整えていただきます。腸が汚れていれば血液も汚れているのです。
そして足りない栄養素を足していきます。この子の場合生後6か月から栄養療法をはじめ2か月もしないうちにみるみるよくなっていきました。
栄養療法をなかなかわかりやすく結果でお見せするのは難しいのですが、やはり皮膚疾患の場合はとても目に見えてよくなっていることがわかります。
また赤ちゃんの場合細胞分裂も盛んなため大人より、改善の早いケースが多いです。
やはり赤ちゃんにこのような皮膚トラブルがある場合お母さん側にも栄養不足が起きている場合が大変多いです。やはり妊娠中・妊娠前の栄養が大事ということになります。
栄養療法をすることによって、お母さんにも必要な栄養素が足りてきて元気になり一石二鳥です。
ぜひ乳児湿疹や子供、または大人でも皮膚トラブルでお困りな方は安易にステロイドをつける前に一度栄養療法を試してみてはいかがでしょうか?