ドクターまきこの健康アン・ドゥ・トロワ8月17日放送
今日は「虫刺されの傷跡の対処法」についてお話ししました。
虫刺されの跡がなかなか治らない。というお悩みの人も多いのではないでしょうか?傷跡を修復さるためには、栄養療法はとても効果的です。
ℚ:どんな栄養素の不足があると傷の修復が遅くなりますか?
たん白質・鉄・ビタミンCはコラーゲンの生成に必要不可欠です。また亜鉛は細胞分裂、ビタミンAは正常な細胞の分化に必要です。
たんぱく質:動物性たんぱく質の肉や卵、お魚がミネラルも多くお勧めです。
亜鉛:動物性たんぱく質はやはり多く含みます。お肉・卵・牡蠣など
※お酒を飲む人はお酒の代謝に亜鉛が使われより不足が起きやすくなります。
ビタミンA :バター・鳥の皮・うなぎ・レバーなど
ℚ:上記の栄養素を吸収するには?
亜鉛を吸収するには胃酸が重要です。胃酸がしっかり出てる必要があります。ピロリ菌感染や胃酸抑制剤の服用、胃酸分泌が少ない人は吸収が悪いです。
ビタミンAの吸収には胆汁が必要です。胆汁は脂の消化に必要です。
ℚ:亜鉛やビタミンAの不足があるとどんな症状がありますか?
ビタミンA不足
ドライアイ・乾燥肌・イボやポリープができやすい・お腹にガスがたまる・おならが多い・げっぷが出る など
亜鉛不足
イライラする・怒りっぽい・味覚障害・暗いところで物が見えずらい・傷の治りが遅い など
ℚ:対処法は?
対処法としては、
亜鉛の吸収には胃酸が必要なので、食事の時にレモンやリンゴ酢・梅干しなど酸味のものと一緒に摂るといいです。
ビタミンAの吸収に必要な胆汁は苦みのあるもので、分泌が刺激されます。ゴーヤや杜仲茶、タンポポ茶、山菜などを取り入れてみて下さい。
これらの栄養素は虫刺され跡だけでなく、全ての傷跡の修復を早めます。傷の治りが遅いのは年のせいと諦めている方も多いかもしれませんが、栄養素がたりてくると傷の治りは早くなります。ぜひお試しください。