自律神経のバランス

自分の自律神経のバランスは血液検査から判断する事が出来ます。

 

私も体調が悪かった頃病院を転々としていましたが、そこでよく言われてた言葉が「ストレスで自律神経が乱れているのでしょう。リラックスしてください」と言われました。では血液検査から自律神経の乱れをどう読み取ればいいのでしょうか?

 

それは白血球像からわかります。
自律神経がバランスよく働いているとき顆粒球:リンパ球の割合は顆粒球54~60%、リンパ球35~41%の範囲におさまります。(子供や炎症がある場合は違います)顆粒球とリンパ球がこの比率であれば、免疫は高く保たれ病気にかかりにくく、かかったとしても自力で治すことができます。

 

「交感神経が過度に緊張した場合」

顆粒球が過剰にふえます。顆粒球の役割は外から侵入してくる細菌を処理し、感染症を防ぐ大切な働きをしていますが、増えすぎると顆粒球が撒き散らす大量の活性酸素で組織破壊がおこり病気が発症します。
交感神経過緊張によって拮抗している副交感神経の働きが抑えられるためリンパ球が減少します。その結果免疫力は落ちガン細胞を攻撃しきれずにガンの発症を許してしまいます。また排泄、分泌能が低下し便秘や胃酸の分泌も悪くなり胃腸障害もおきやすくなります。

 

栄養療法においてはいかに胃酸を正常通り分泌させ、ストレスによる交感神経過緊張をおこさないようにするかが肝になります。胃酸が十分に出ていない場合未消化の食べ物が小腸、大腸へと流れこみ、悪玉菌の餌になってしまい結果的に腸内環境を乱す原因にもなります。(胃酸のでかたも血液検査から読み取れます)

 

交感神経の緊張をほどくためには、リッラクスして入浴したり、爪もみ、空腹時間を長くせずにこまめに間食することもおすすめです。また睡眠ももちろん重要です。

 

「副交感神経が過度に優位になった場合」

リンパ球が過剰にふえるためアレルギー疾患をおこしやすくなります。また女性に多い膠原病もリンパ球過剰が招く病気です。またリラックスが過剰におこると落ち込みやすくうつ病の発症にも関係しています。
過食による肥満も増えます。

 

副交感神経優位の人は運動をしたり、めりはりのある生活をすることでバランスが整ってきます。

 

まずは自分がどちらのタイプか知る事が重要でしょう。