副腎疲労症候群とは
副腎疲労はまだまだ世の中で認知されていない病気のひとつで一般の病院にかかっても発見されない病気の一つです。
副腎疲労に代表される症状に「とにかく疲れる」というものがあります。では「疲労」とはいったいどうして起こっているのでしょうか。
人間の体には3大アラームがあり 痛み、発熱、そして疲労があります。
発熱、痛みに関しては一般の病院でもわかってもらえますが、疲労感の程度はなかなかわかってもらえず中には心療内科にまわされてしまう人もいるのではないでしょうか。
「疲労」は細胞の機能障害で細胞内のミトコンドリアがうまく働かなくなってしまっている状態です。ミトコンドリアに必要な栄養素はタンパク質、ビタミンB群、鉄、糖質が必要です。ですからやはり低タンパク、B群欠乏、貧血や極端なカロリー不足(いきすぎたダイエット)をしてるひとはやはり疲れやすくなってしまうのです。最近はテレビでもミトコンドリアを増やす方法としてプチ断食やきつめの運動などが紹介されていましたが、ミトコンドリアをふやすのは今あるミトコンドリアにまず十分な栄養がいきわたりしっかりと機能していることが重要です。元々栄養が足りないひとがプチ断食ばかりしているとますますミトコンドリアの働きが悪くなってしまいます。
副腎疲労の症状は実に多様で、副腎疲労の程度によっても変わってきます。
- 人生の全てがむなしい
- 朝起きるのが辛い
- 疲れが取れない
- 日常的なことがとても疲れる
- 午前10時まで目が覚めない
- 倦怠感、エネルギー不足を感じる
- 頭がクラクラする
- ストレスに対処できない
- 低血圧である
- 低体温である
- 思考が定まらずボーッとする
- カフェインがないと身体がもたない
- 午後3時から4時の間ボンヤリしている
- 夕食後元気になる
- 夜中に絶好調
- 夜中になると頭が冴えてねむれない
- 性欲の低下
- 塩辛いもの甘いもの(チョコレートなど)を無性に欲しくなる
- 月経前症候群の悪化
病気、けが、外傷から回復するのに時間がかかる - アレルギーがひどくなった
などこのほかにもいろんな症状があります。
副腎疲労は血液検査や唾液コルチゾール検査で読み取ることができます。
副腎疲労は時に「なまけ病」としてみられることがありますが、副腎疲労の方は実は健康なひとより人一倍頑張らないと日常のことが出来ないので、頑張っているのです。