年代別 亜鉛の重要性(乳児期~成長期 乳児湿疹との関係)

今日は亜鉛について書いてみたいと思います。
鉄に比べまだまだ世間では亜鉛の重要性については知られてませんが、実は非常に重要で、体の中で物凄い役割を担ってます。

亜鉛と何らかの関係を持っている酵素は200以上もあります。
一般血液検査ではALP(アルカリフォスファターゼ)でおおよそ推測することができます。
これは骨芽細胞に多く含まれ骨代謝に関与しています。180くらいはほしいところです。

<乳児期~成長期>
遺伝子の転写の関与しているため
①細胞分裂が盛んなこの時期発育には欠かせません。

鉄・亜鉛・タンパクなどこの時期に不足すると成長障害(発達と発育)がおこります。
ALPは発育期は高くなり多い時では1000を超えることもあります。むしろ子供で300を下回ってる場合は成長するのに栄養が足りてないことをしめしています。
この場合子供の身長は伸びなくなります。6歳まで脳と身長は比例しますのでやはり平均より小柄過ぎたり、1年間であまり身長が伸びないお子さんは栄養不足を疑ってみてもいいかもしれません。成長に栄養が追いついていないとき成長痛がおこります。

②皮膚や粘膜のトラブル(乳児湿疹・ニキビ・感染症)

コラーゲンは鉄・タンパク・亜鉛・ビタミンCからできています。
どれかが不足しても健康なコラーゲンは作られません。
赤ちゃんの皮膚トラブルが起きるとお母さんはびっくりしてすぐに皮膚科に連れていきアトピーと診断されステロイドを処方され漫然と塗布してる人も多いと思います。
実は私の次男もそうでした。
赤ちゃんのうちにステロイドを塗ってしまうと副腎が発達せず自前のステロイドを作られなくなってしまったり、また大人になって副腎疲労を起こしやすくなります
安易に小さなお子さんにステロイドは危険です。
まずはお母さんのお腹にいるとき、お母さん本人が栄養がりていたか振り返ってみましょう。
亜鉛は鉄と違って胎内では赤ちゃんに移行しずらく亜鉛の貯蔵量が不十分なまま産まれてきます。
なので母乳の亜鉛の含有量が赤ちゃんの発育やヒフの状態を左右してしまいます。
また28週から32週以後に胎児の鉄と亜鉛の貯蔵が急激に起こるため早産児は特に貯蔵量が足りなくトラブルの原因になります。
亜鉛はアルコールの代謝のアルコール脱水素酵素にも使われるので常飲者、妊娠前に大酒のみだった方も亜鉛不足に陥りやすいですし、ストレスが多くても尿から出てってしまいます。

③集中力低下やメンタル症状

亜鉛と銅のバランスによってドーパミン(やる気・幸福感)とアドレナリン(攻撃・イライラ)ノルアドレナリン(不安感)のバランスが変わってきます。
亜鉛が不足すると銅過剰になってアドレナリン・ノルアドレナリンの割合が多くなります。
ということは2,3歳のイヤイヤ期、第2次成長の思春期の中学生から高校生の目覚ましく発達する時期の子供の情緒と大変深く関わっています。
子供は成長期なため必然的に亜鉛不足で銅の割合が多くなります。この時期に適切な亜鉛を補うことで心も落ち着いてくるのではないでしょうか。

④食欲不振

栄養が足りてないのに食欲がないという悪循環に陥ってしまいます。
亜鉛は胃酸や唾液などの分泌にも大いに関係し亜鉛不足の人は胃酸・唾液とも減るため胃でうまく消化できなくなって胃もたれを起こしたり、口渇、また味覚障害まででてきます。

⑤易疲労感

沢山の酵素と関わりがあるため代謝がうまくいかず疲れやすくなります。

長くなったので次回は成熟期と亜鉛との関係性について書きたいと思います。

亜鉛は勉強すればするほど重要なミネラルです。積極的に摂取しましょう。