年代別 亜鉛の重要性<老年期 認知症>

今日は老年期の亜鉛の重要性について書いていきます。
今までの前回、前々回にわたる亜鉛についてのブログでも実に様々な役割をしていることに驚かれているかもしれません。

亜鉛不足により起こり得るトラブル
①前立腺障害

前立腺は他のどの臓器よりも亜鉛の含有量が多いです。
これは前立腺におけるテストステロン代謝に深く関与しているからです。
セレノア(ノコギリヤシ)やビタミンA、イソフラボンとの併用で抑制が期待できます。

②精神神経症状の出現

亜鉛は脳の海馬に多く含まれます。亜鉛欠乏により、無欲化・情緒不安定・行動異常・振戦・記憶障害が起きやすくなります。
アルツハイマー患者の血漿および脳の亜鉛レベル低値が報告されており、脳中の低亜鉛濃度はニューロンの減少を示しており認知の発症につながることは予測できます。
また神経症状として亜鉛は天然の抗痙攣薬といわれています。
生後5日頃にみられる抗痙攣患者の脊髄液中の亜鉛値はほかの痙攣患者よりも低く急性亜鉛欠乏が推測されています。
亜鉛服用時カルシウム・マグネシウムの同時摂取が望ましいです。

③免疫機能の低下

亜鉛は核酸・タンパク合成代謝に必要な酵素の構成成分でもありますが、免疫機構とも深く関与しているので感染症予防にも亜鉛補給を試みたらいいでしょう。

その他亜鉛補給を試みたらいい病態

乏精液症
勃起不全
FSH,LH(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)低下症
勃起不全
夜盲症
角膜異常
黄斑変性症
精神神経症状

亜鉛が含まれる食べ物

(動物性食品)
牡蠣・ビーフジャーキー・パルメザンチーズ・煮干し(かたくちいわし)・豚肉レバー・さくらえび
(植物性食品)
ピュアココア・ごま・きな粉・焼きのり・アーモンド・油揚げ

やはり植物性よりも動物性の方が含油量は多いです。
極端な菜食やあまりお肉を食べない人は簡単に亜鉛欠乏になってしまいます。
亜鉛は血液検査のALPからも推測できますが、やはり血中の亜鉛含有量や毛髪ミネラル検査をしてご自身の状態を把握するのが望ましいです。
また以前の「元素周期表から読み解く健康」でも書きましたが、亜鉛はデトックス作用もあります。
常に積極的に取り入れたいミネラルの一つです。