妊娠に必要な栄養素をムシから考える。
この夏は子供たちがクワガタ探しにはまって、北海道内のキャンプ場にクワガタ探しに行きました。最初はなかなか見つけられなかったもののクワガタの生態を勉強して、夏休みの終わりには驚くほど見つけました。今我が家にはクワガタの幼虫も合わせると20匹以上いると思います。(写真はオスです)ちなみに私はあまり虫は好きではありませんので、飼育は子供たちにさせています。
メスとオスを交尾をさせて次世代のクワガタを育てたいそうで、どうやったらうまく繁殖できるか調べている中で専門のクワガタ屋さんにいったところスーパーで売ってる安いクワガタゼリーでは食べが悪く、よくないようでこんなものを買ってきました。
妊娠したメスクワガタは沢山卵を産むためにはやはり栄養が重要なようで、高たんぱくゼリーが産卵率やまた大きさにも関わっているようです。クワガタも産卵期のメスは単なる糖質だけじゃだめなんですね。
子どもたち曰く普通のゼリーと比べてこちらがとても食べがいいそうです。
クワガタは木の樹液を吸ってるイメージでしたが、例外的に産卵期のメスはこんなものも食べたりしてるようです。
その1 幼虫
その2 さなぎ
その3 オスのクワガタ
産卵期のメスはすごいですね。ということで、産卵期のメスは同じ入れ物の中に入れると危険なので、1匹ずつ入れ物の中に入れます。産卵期のメスは高たんぱくなエサが必要なんですね。
実は産卵期に普段食べてるものと違うものを食べる虫がまだいます。
実は夏になったら出てくるカやブヨです。蚊やブヨのメスだけがヒトや動物の哺乳類から吸血します。通常メスもオスも花の蜜や果汁などを摂取していますが、産卵を控えたメスだけはどうしてもタンパク質が不足するために他の動物の血液からアミノ酸を補給するというわけです。
こちらの情報は子供の国語の夏休みの説明文に書かれていました。調べてみたとこ実際本当のようです。
たまたまこの夏、産卵期を迎えた虫が貪欲にタンパク質を補給しているという話を見聞きしました。現代人の人間はどうでしょうか?
何かのテレビでアフリカに住んでいる原住民は妊娠すると違う食べ物を食べさせるという話を見た記憶がありますが、少なくとも妊娠したい女性や妊娠中の方はダイエットや低たんぱくの食事は女性ホルモンの観点からいってもNGだと思います。女性ホルモンの原料は、そもそもコレステロールをもとに作られています。コレステロールは肝臓で7割ほど合成されていますが、3割は食事由来です。そもそも低たんぱく質すぎて既に肝機能でコレステロール合成機能が落ちているかたもよく見かけます。
不妊の原因は多岐にわたるとは思います。器質的な問題なども絡んでくると思いますが、色々検査しても原因がわからないという方がいらっしゃるのも事実です。そのような方は今一度ご自身の食生活を見直してみてください。