悪夢を見る本当の理由

今日は悪夢の話。

 

「悪夢」を見るということが、栄養不足とか関わっている知っている人はどれくらいいるでしょうか?

 

疲れる。眠れない。頭痛がする。気分がうつうつとしている。やる気がでない。などなど、色んな自覚症状として現れていることに関して、このような症状は自分でも「なんかおかしい」と思って相談する人は多いかもしれません。。「悪夢障害」という病名もあるようですが、「悪夢を見る。」「リアルな夢を見る」ということを病院の先生に訴える人はあまり多くないかもしれません。幻覚や幻聴まで聞こえ始めたら心療内科を受診する人も多いと思います。

 

実は悪夢は子供に多く6歳から10歳ごろがピークといわれています。子供の夜泣きや強い恐怖を伴う夜驚症で困ってる親御さんもいるのではないでしょうか?夢に関してはレム睡眠やノンレム睡眠との関係性の報告も沢山あります。一般的に記憶を定着させ夢を多く見るのはレム睡眠中といわれています。私の子育ての経験では、こどもが悪夢を見て起きるときは入眠後30分くらいに必ず泣き叫んでいた記憶があります。

これはあくまでも私の経験談ですが、分子栄養学に出会い栄養療法を取り入れ始めてから子供の夜泣きや悪夢を見て叫んだり、泣いて起きるということは、激減しその後なくなりました。

レム睡眠 眠りが浅く眠っている間に眼球がぴくぴく急速に動く。記憶の定着。夢を見る。

ノンレム睡眠 深い眠りで眼球運動がない。脳が休息している状態。

 

私は分子栄養学を基に栄養療法を行なっていますが、栄養不足をみる一つの問診事項として、

 

「夢は見ますか?」「悪夢を見ますか?」「リアルな夢を見ますか?」などの夢のことをよく聞きます。

 

 

脳内の神経伝達物質セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリン、GABAなどの合成に栄養は欠かせません。特にタンパク質やビタミンB群不足はこれらの神経伝達物質のアンバランスを引き起こします。特にビタミンB6は重要です。

 

分子栄養学に基づく血液解析からビタミンB6不足を読み解くことができます。詳しくは以前のブログのこちらをご覧ください。

主な神経伝達物質

アセチルコリン 学習・記憶・睡眠に関与  欠乏症 アルツハイマー病

セロトニン 幸せホルモンと呼ばれ感情・睡眠・精神面に関与  欠乏症 睡眠障害 うつ病

アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン 睡眠・学習・情動・感情・覚醒に関与 欠乏症 うつ病 パーキンソン病

GABA 抑制系の神経伝達物質で脳の興奮にブレーキをかける 欠乏症 てんかん パーキンソン病 統合失調症

 

また肉などの動物性タンパク質に多く含まれるアミノ酸の一つトリプトファンはビタミンB6、葉酸や鉄、ビタミンCの補酵素によりセロトニンを合成し、またセロトニンからメラトニンというように色んな段階を経て睡眠に関わるメラトニンを合成します。血液検査のASTやALTからビタミンB6不足。ビタミンB12・葉酸欠乏はMCV(赤血球の大きさ)という項目から推測することができます。。MCVについてはこちらのブログをご覧ください。

 

神経伝達物質にとって重要な栄養素ビタミンB群が不足する原因はいくつかありますが、代表するならば

 

1.糖質過剰摂取

2.アルコール摂取

3.ストレス

4.胃腸障害(胃酸不足や腸内環境が悪い)

5. 感染症や発熱 など

 

血液検査の結果や問診からビタミンB群不足が深刻な人であればあるほど、脳内の神経伝達物質のアンバランスから悪夢やリアルな夢を見ている方が驚くほど沢山います毎晩夢で恐ろしい夢をみて、神経性胃炎ということで病院からお薬をもらっている方もいたほどです。皆さんもインフルエンザや風邪などの発熱時に何か怖い夢を見てうなされた経験がありませんか?特に子供は風邪や発熱時、何回も夜中に目を覚ますことがたくさんあります。

またアルコールの飲酒後寝つきは早くても、なにか眠りが浅く途中覚醒したりすることは経験ありませんか?

風邪や発熱時、体は大量のビタミンB群を消費します。またアルコールや糖質代謝にも沢山のビタミンB群が使われてしまいます。このような時、上記の神経伝達物質のアンバランスから睡眠障害や悪夢をみることが多くなることが推測できます。また子供の熱性けいれんもGABAの抑制系の神経伝達物質が発熱などによってビタミンB6が消耗された結果、熱性けいれんやひきつけなどを起こすことも予想できます。

脳内の仕組みについてはまだまだ未知な部分が多くありますが、傾向性としてやはりビタミンB群不足の方は神経伝達物質のアンバランスを起こし悪夢を見ている可能性が高いのではないかと思います。

 

またビタミンB群不足は顕著に口腔内や皮膚などにも症状が現れやすいものの一つです。

口腔内のビタミンB群不症状

□口内炎ができやすい

□粘膜が荒れやすい

□口唇口角炎になりやすい

□舌炎になりやすい

□唾液が少ない

全身に現れるビタミンB群不足の症状

□疲れやすい

□ねても疲れがとれない

□夢をみる集中力が続かない

□イライラしやすい、キレやすい

□肩こりがなかなか治らない

□風邪をひきやすい、治りにくい

□肌や粘膜が荒れやすい

また病気や薬剤による悪夢障害もあります。血圧が高い人に出される降圧薬、パーキンソン病の治療薬、認知症治療薬、抗うつ薬などこれらの薬剤は神経伝達物質の働きに影響するものです。

 

もちろん栄養不足以外の要因で精神的なトラウマなども関係しているかもしれません。ただあまりに悪夢を見る方や睡眠障害がある方は分子栄養学に基づく血液検査や解析を受けてみることをおすすめします。栄養療法により多くの方が悪夢を見る回数が減っている方がたくさんいらっしゃいます。